重い腰を上げてubuntu mate 20.04.3からxubuntu 22.04.3に移行しました。 普通にやっていればまず問題は無いと思われますが…久々の更新なので準備運動的にメモですw
使用環境
- Ryzen 5700G APU
- 64GB DDR4 3200
- WD SN770 NVMe 512GB (ブート)
- Excelia G3 NVMe 2TB (/home)
- WD 1TB SATA HDD (倉庫)
デスクトップでブラウザ、動画視聴、 プログラミング、お絵描きなど一般的な用途に使ってます
インストール前の問題
まず引っかかったのが起動ドライブ。買ったばかりで何もしていないWestern DigitalのSN770を搭載してインストールしようとした所、インストーラーがロゴを出したまま固まってしまいました。 一瞬、不良品を疑ってしまいましたがubuntu mateの22.04.3のインストーラーでも同じなため、SN770を取り外して取り敢えずはUSBブートで起動、そしてNVMe->USB変換でgpartedからパーティションテーブルを作成して再度m.2スロットに戻してインストールしました。
パーティションテーブルを作る所からやれると思い込んでいましたが、そうではなかったようです。
インストール後の問題
ポカミスで起動せず
インストール後、/homeとなる2TBのssdや倉庫用ssdを取り付けて、/etc/fstabを書き換えたのですが…うっかり、パーティションのオプションに空白を入れてしまい起動しなくなりました😅
この状態だとrootでメンテナンスモードログインしても書き換えが不能になるので、またも取り外してUSBブートしてのUSB変換でSN770を取り付けて書き換えるという手間が掛かってしまいました…
Firefox周り
次にハマったのがブラウザ周り(Firefox)です。
snapになったせいか知りませんが、旧プロファイルを全く受け付けず新規作成を強要してきます。
使い込んだメインプロファイルはFirefox Syncしてあるので大方問題無かったのですが、サブのブログ用プロファイルは油断していて全く何もしていませんでした。結構危なかったです…
もう一つの問題点はsnap故に設定でのダウンロードフォルダの表記がおかしくなるという問題点です。
私はダウンロードはhddからシンボリックリンクしたディレクトリに保存しています。これは、たかがダウンロードファイルのためにssdの消耗は許せない…というケチ臭い概念から来たものですが、snapになったFirefoxでは設定画面でホームディレクトリ上のディレクトリを指定しても /run/user/…といったsnapのサンドボックス上のディレクトリに強制変換されます。
これは実際にはホームディレクトリのディレクトリを指しているので、実使用上は問題にはなりません。しかし前知識がまったくなかったために、一体これはどうしたものか…としばらく考え込んでしまいました😅
また、Firefox Syncでは使っていたアドオンのインストール自体は同期で実行されますが、その設定は同期されないようです。コレもやり直しでした。
あと、いつものabout:config設定も、これもFirefox Syncでは行われないようなので、きっちりやっておく必要があります。
- browser.cache.disk.max_entry_size を 128に(youtubeでキャッシュ書き換えでのssd消耗対策)
- media.webspeech.synth.enabled を、 falseに (謎のpulseaudio音割れ現象避け…20.04時代は頻発しました。22.04でちょっと使った所ではでませんでしたが、予防的に)
インストール中の出来事
私は自動インストールスクリプトを作ってあり、必要なパッケージはそれで自動で入れ、また不必要なものをアンインストールするように仕組んであります。
特に、スクリーンセーバー(xfce4-screensaver & xscreensaver) をアンインストールしているのです
しかしここで事件が起きた!
xfce4-screensaverをアンインストールしており、しかしまだxscreensaverをアンインストールしていない状況でロック画面に入ると、真っ黒になったままのロック画面から戻れなくなるのでした…😅
ctrl+alt+F2などでコンソールに入ったあとスクリーンセーバーのプロセスをkillすればOKですが、少し焦りましたw
xscreensaverのアンインストールを最初にすることにしました。
教訓とまとめ
- ブラウザ設定は定期的にバックアップしておこう
今の所、それ以外の点は特に問題なく快適に使用出来ています。今年の4月には24.04 LTSが出るとは思いますが、いずれにせよ最初は玄人の皆様を遠くから見てるだけでどうせ怖くて入れないしな〜と考え、今更ながらの22.04インストールとなりました😊
なお、すっかり忘れていましたがAPUのドライバ周りなど一切弄っておらず、インストールから何もせずにOpenGL等快適に使用できています。考えてみればすごい時代になってしまいました。