長いタイトルに短い記事といきたかったのですが、なんか長くなってしまいました…
実家用の複合機エプソン EP-802AにはLinuxドライバもありますが、出来る限りドライバレスで生きていきたいワタクシですので、単体スキャナ機能を活かしたいわけです。
以前は実家のEP-802A, 自宅のブラザーDCP-J940Nに東芝FlashAirを組み合わせれば無敵のドライバレスWIFIスキャナ…と思っていた時期が僕にもありました。
しかし、実はEP-802AにもDCP-J940NにもWIFIも有線LAN端子もあれば、ネットワークドライブ機能も存在する、という。
そしてDCP-J940Nはなんとネットワークドライブ機能がftpであるため、超簡単に、thunarでもwebブラウザでもスキャンした直後にファイルにアクセスできてしまいます。これは便利。 (むぅ、FlashAirを買って喜んでいた意味が一つ減ってしまった…)
一方、今回のテーマ、EP-802Aではsambaなのです…そのため、thunarで smb://EPSON****** (は伏せ字、EP-802A側で設定可能な識別子でランダムっぽい数字です) とすれば接続はできるのです…が。
MEMORYCARDフォルダを開こうとするとユーザーとパスワードを聞かれるダイアログが出るのですが、何を入れても同じダイアログが繰り返し表示されるだけなのですね。
もちろん匿名アクセスも同様にダイアログが繰り返されるだけ。
調べた結果、これは/etc/samba/smb.confに次のように書けばいいことがわかりました。
client use spnego = no
sambaパッケージをインストールしていない場合は/etc/samba自体が存在しませんが、sambaパッケージを入れずとも/etcにディレクトリとsmb.confを新規作成して上の一行を書けば、thunarがこれに従ってくれます。
ダイアログは匿名では駄目ですが、適当なユーザー名(anonymousでもなんでもよい)と、これまた適当なありもしないパスワードを適当に入れるとフォルダを開くことができます。
うーむ、FlashAirが余ってしまったけど貴重な面白いガジェットのFlashAirなので何か有効な遊び方を考えたいですな〜
っていうか、最近、安い複合機から単体スキャナ機能とかネットワークドライブ機能がどんどん消えているのですが…(汗 正直、これはLinuxのみならずWindowsでも便利な機能だと思うだけに継続してもらいたい所。
っていうか、ドライバレスってのは、PC周辺機器としてものすごいアピールポイントになると思うんですけどねぇ。世間的にはそうでもないのだろうか…