モブ沢工房

プログラミングとかLinux関連(特にOSSのグラフィックツール関連)とかレトロゲームとか3Dプリンタやら日曜大工等、色々。

Xubuntu 16.04.4でkabylake Intel HD 620を使用してみる

新しくA-DATAのSSD、SU650を購入したので、これをブートドライブにする…にしてもubuntu(xubuntu)18.04のリリースはまだだし、仮に出てもいきなり飛びつくのは経験上、アレ。

というわけで、実験的にとりあえず16.04.4を入れ(直し)、その最新カーネルでもってintelなKabylakeの内蔵グラフィックを試してみようということにしました。 つまりSSDの話ではなくKabylakeの内蔵グラのお話です。CPUはPentium G4600。

なお、SU650は快調に動作しています。てかもともと使ってたのはCFDのhg5dのOEMドライブで、これはかなり速いものでDRAMキャッシュ載ってるんだろうと勝手に思い込んでましたが、hg5dってDRAMレスだったんね…速度もそれほどは変わらないのでしょう(実際、全く早くも遅くもかんじないぐらい付け替えたのを忘れてます)。二代続けて似たようなものを購入してしまったは。というか私にはこの程度の廉価帯のSSDで十分なのですね。

さてそのkabylakeオンボードグラでのxubuntu 16.04.4の使用感とは…

  • まずインストーラーの時点でトラブル。何故かカーソル以外真っ黒で何も表示されない。
    • しかし、その時、CTRL+ALT+F1とか押してコンソールに移動して何が起きてるか見よう…と思ったら何故かGUIが表示されるようになる。不思議。
    • というわけで無事インストールは終了。
  • 確かHD620はトリプルモニタ対応と聞いていたのだけど、デュアルモニタにしか対応できない(CRTCが無いと言われる)
  • 仕方ないので、従来の「24/23型二枚+Cintiq 13HDで、全部常時繋ぎっぱなしでトリプルモニタ」は諦め、デュアルモニタ構成にしてxrandrによる切り替えスクリプトを作成。これでお絵かきするぞ!ってときだけサブモニタをcintiqへと手動切り替えという感じで、取り敢えず運用してみようと言うことに。

  • 2Dでも、nvidia 750Tiとの体感差はわりとある。しかし、GT640(ケプラー)よりは2Dでは体感上な気がする。

    • しかし、我が家でGT640を載せているのはCore i5 3470S+DDR3のシステムとの比較なのでそこで体感差が生まれているのかもしれず。
      • 昔のi5より今のPentium G4600のほうが速い気がするんすよねぇ…
    • 軽負荷すぎて750Tiがクロックを落とすような場面では、むしろ勝ってる感すらある。例えばdosboxでのレトロゲーの一部。
    • 一方、mypaintで巨大画像&レイヤバリバリで物凄い重い状態で回転とかさせると750Tiより若干ラグる気がする。
      • ただ、これはmypaint自体にも重い処理であり、750Tiでも多少はラグるわけで、横に並べて比較したわけではなく微妙。
      • 通常状態でのmypaintの操作感は双方軽快で、環境を変えたことを忘れるレベル。
    • BIOS(UEFI)設定を見なおしたらフレームバッファ割当てメモリを64MBしか割り当ててなかったので、512MBまで盛ってみた。
      • 結果、(プラセボかもだけど)時折見られたカクカクが減少した感が!
        • 他アプリとの競合でいちいち可変で割り当てていたためとすると、ドライバこなれてない感のカクカクの合点が行く…
  • その他、Google streetview/3D map等もサクサクストレス無く動くが、比較すると極僅かに750Tiのほうが軽い気がする。
    • 横に並べて比較したわけではないので確実にそうとは言えない。
    • こういうのは回線状態もあるし…
    • つぅか前述のメモリ割り当て変更でかなり良くなった感が
  • Tearfreeオプションをonにすると驚きの滑らかさになり、今までnvidiaでティアリング見えて悲しかった動画もまるでコンシューマ機で再生しているかのようだ!
    • Tearfreeってamdgpuにもあんのね…amdもいいかも…
    • 代償として色々ラグる(何故かターミナルエミュレータの文字表示で顕著)ので結局offにしました
  • ドライバがこなれていない可能性もある…てか、ほぼ確実にこなれてないと思われ。
    • ただ、3D関係は今のところ安定して動いている。
    • まぁ安定動作寄りに寄せてあるのでしょうけどね
  • 冷却をCPUに全部まとめられるのは結構ありがたいなと思う。
  • まぁ、そんなわけで、結構使えるので「足るを知る」の精神で、しばらくこれで運用してみようと思う。