kritaについては、もう、15.10にするまで2.8で行くぞ〜とか思ってましたが… ブラシの手ブレ補正でふと、あることに気づきました。100%とかの表示モードでは快適に使えても、拡大するとものすごい反応が悪くなる。 ググって調べているうちに気づきました。これは…「拡大しても同じピクセル数で平均化している」…と!
これはつまり、krita 2.8では拡大表示時はその倍率に応じてペンを遅く動かすか大きく動かさねばならない…ということです。
さらに調べているとkrita 2.9ではそれを表示倍率に応じて修正するオプション、日本語訳で「可変距離」オプションがある、というではないですか!!
もはや我慢ならず、krita 2.9 はubuntu 14.04でもPPAで使えるとのことで、ありがたく使わせてもらうことに致しました…。
結論から申しますともっと早く入れればよかった。
何度目だこの結論。
インストールの方法
一応、備忘録としてメモ!というかいつもの手順…
Krita Lime : Dmitry Kazakov様からありがたく入れさせていただきます。
sudo add-apt-repository ppa:dimula73/krita
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install krita-2.9 krita-2.9-l10n-ja
言うまでもなく krita-2.9-l10n-ja で日本語化なわけですが…これは痛し痒しと言う感じでした。
なぜなら、困った時に検索するわけですけど、日本語だとヒットする情報が半減するわけでして…
まぁ、ターミナルからexport LANG=Cしてからkritaを起動すればいいだけですけどね…(追記:なんとメニューの中に言語切り替えがありました!親切!)
ズームイン・アウトのキーボード・ショートカットについて
「設定→ショートカットを設定」からでは、拡大/縮小ではどんなキーを割り当ててもズームイン・アウト出来ないようです。
ワタクシ、kritaでもgimpでも、その他如何なるソフトであっても可能である限りq/eにズームアウト・ズームインを設定し、WASDでスクロールにしています。こうするとペンタブ片手にビューの移動が自由自在なのですなぁ。
そのため、krita2.9ではこれはできないのか?ガックリ…と思ってしまいました、が。
そこでググって調べた結果、なるほど!という感じの事が分かりました。
コレは「設定→kritaを設定→キャンバス入力の設定」で行うことでありました。 うーむ…二箇所に設定が分かれているのは、ややこしいぞ…
ともかく、おかげで、なんとか出来ました!
その他、雑感
パス(ベクター、シェイプ)も安定して使える感じですね〜。なんだか、大昔にPainter4だかを使ってた頃を思い出してしみじみしてしまいました。
あと、前述の「可変距離」オプションもそうなのですが、他にも
- ペンの手ブレ補正の設定をキーボード・ショートカットから切り替えられるようになった
- 選択領域を、SHIFT+で追加・ALT+で削除・CTRL+でその領域だけにするみたいな、モデファイアを使えるようになった
というところが、中々嬉しい機能追加でした!
あと、今頃気づいたのですが、よくスクリーンショットでツールボックスが縦になってるのがあります。どうやってやれば縦になるのか?不思議でしたが、単にドックをいじって一番端の縦にフィットさせれば縦になることがわかりました。 なお、ツールオプションのドックはこの状態でも別途表示されるので、まったく問題ないようです。