モブ沢工房

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セガ・スーパー32Xの正体を知る

この記事はfc2から引っ越した記事です

今の今まで知らなかったんですが、メガドライブ用の強化ユニット、スーパー32X
スペハリやアフターバーナーがかなり忠実に動いてスゲーと思ってたんですが、ほぼ同時に出たセガ・サターンとプレステによってあっという間に因果地平に消滅してしまいましたが…

なんとこれ、全部SH-2によるCPU描画だったとのこと。
その道の人々には常識なんでしょうけど、素直に驚きました。

http://devster.monkeeh.com/sega/32xguide1.txt

Video
=====
Video is very simple in the 32x compared to the Genesis VDP. First of all, only a frame
buffer is used, so all drawing should be stright foreward, and linear. There has always
been talk that the 32x has internal hardware for rotating and scaling, but this isn't
true, all is done in software. The slave sh2 usually handles all complex video effects.
The 32x video can also be appear on top, or on bottem of the Genesis VDP video, depending
on 32x priority levels.


意味は無いですが一応、意訳しておきます

32xのビデオ関連はジェネシスメガドライブ)と比較して非常にシンプルである。
何よりもまず、搭載されているのはフレームバッファだけであり、全ての描画はそのまま表示される。
巷では32xが拡大縮小ハードウェアを搭載しているかのように言われてきたが、それは正しくない。
全てソフトウエアで行われていた。
SH2の副プロセッサ側が大抵描画処理を任されていた。
32xのビデオ出力はジェネシスのビデオ出力の上あるいは下というプライオリティ設定に従って重ねあわせて出力される。



これがCPU描画…まぁ時代を考えればそんなもんかもですが。
てっきり何かすごいVDPが搭載されていて、それが描画しているもんだと思い込んでました…
何気にソフトウェア描画の家庭用コンソールって32Xが史上初、というかその後も出てない気が。

というか、RISC CPUを2つ搭載して片方をVDPのように使用するというアイデアは、以前妄想していたARM版FM-TOWNSと酷似しているという…やはり正しかったか!!

な〜んて今更どころか当時叫んでいても狂人のごときですが(´・ω・`)