ナカバヤシのDigioシリーズ、個人的にはフォルムがかっこよくて好きなのでした。
そしてこのMUS-UKF148BK
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何が良いかってボディに忌々しいラバーコート部品が一切ないことですね*1。 これはメリット激高。 何故、各社ってかロジクールマウスはラバーコートという地雷を踏み続けるのか…?っていうか最近はゲーミングマウスのほうが盛んでもっと様々なメーカーが勃興しているようですが、ゲーミングマウスはちょっと機能が高すぎてお腹いっぱいなので買ったことが無いのです。*2
そしてボディ自体が大きい。以前、Digioの小さいカッコいいマウスを買ってみた時、ホイールの位置が指に合わず腱鞘炎になりそうになりましたが、こいつは大丈夫。
いうまでもありませんが、Linuxでもevdevのおかげでサイドボタンの戻る/進むも何の設定も無しにただ挿すだけで機能しています。*3
しかし弱点が一つ。
静音ボタンなので押した感じが物凄く弱い。 ていうか、もしかしてすぐチャタってぶっ壊れる?という感じなのでした。
購入以来、テキストドラッグで選択中に勝手に解除されることがしばしば。 *4
ワタクシ、デザインと大きさと機能(5ボタン)と有線かつ安価という条件さえ満たせば何でも良かったので、静音性はおまけでした。
そういうわけでこうなったら保証を捨て、改造してタクトスイッチでも乗せてやるぜ!と思って開腹改造に邁進するのでした。
改造について
そういうわけで早速開腹。ネジはこの3つでした。左右と下のソールを剥がさないと行けないので、改造後にカグスベール必須です。
ていうかこのネジがY型ネジでした。 Y型ドライバーを持っていないとこの段階で詰みます。
ナカバヤシさん(というかOEM元さん)、このグレードのマウスにそんな凝ったネジを使わなくても…(^^;
持ってる奴は普通に持ってるので、弄り防止としてもあまり意味がないかと…
さて、んでもって開けてみると…
ん…?
こ、この回路パターンは… マイクロスイッチ共用タイプか!!
というわけで作戦を急遽変更。マイクロスイッチに載せ替えます。*5
とりあえず以前、使わなくなったMSマウスあたりを分解して取ったはずのマイクロスイッチを使用。そのうちもっと良いのを使うかもですがw
スイッチが押し込めるように高さ調整が必要かと思いましたが、載せ替えただけで動きましたな…完全に両用のようです。
なお、ホイールの辺りも割と凝った仕様になっていまして、こんなちっこい部品をマイクロスイッチとホイール受けのスリットにかまして、その上にホイールを載せるという方法になっています。
ホイールが乗った状態のは改造前に撮影したものです(^^;
また、ホイール穴の下に灰色のゴム部品が見えていますが、これは少しでもホイールにティック感や抵抗を出せないかと、その場にあった低反発クッションを小さく切って自分で貼り付けてみたもので、製品には存在しません。
最初はホイールゴムバンドの突起にいい感じで触れてちょっとしたティック感を出してくれましたが、案の定知らない間にはがれたようで完全ヌメヌメホイールに戻ってしまいました。また開腹して取り外すのも面倒なのでとりあえず放置で…
そんなわけで快適マウスが超・快適マウスに変貌。 唯一の不満点といえばホイールのカチカチが無いヌメヌメマウスという点でしょうか…これはまぁ仕方がない。
おまけ:xorg.conf.dの設定
なお自分的xorg.conf.dの設定を以下に乗せておきますね〜
Identifierですが、どうも、aresonとかいうマウスとして認識されてるっぽいので、そういう名前にしました
Section "InputClass" Identifier "my_custom_areson" MatchUSBID "0c45:7e0d" Option "EmulateWheel" "True" Option "EmulateWheelInertia" "2" Option "EmulateWheelTimeout" "160" Option "EmulateWheelButton" "9" EndSection
進むボタンを160ms以内に放すと進むボタンとして機能し、 それ以上押し続けているとマウスの上下動で超高速スクロールを行います。
ではでは〜
*1:ただしマウスホイールはゴム「バンド」が巻かれているタイプです
*2:高機能製品で何よりも恐ろしいのは、高機能に身体が慣れきってそれ以外では生きていけなくなった所でディスコンされて後継機皆無という状況…
*3:ただし自分的には進むボタンにホイールエミュレーションを割り当て、ごく短時間で離せば進むボタン・押したままマウスを動かすと超高速スクロールという設定にしています
*4:単に、ちゃんと押せて居ないが感触が無いので知らない間に指が離れている可能性もあり
*5:実は最初は左とホイールのだけマイクロスイッチに変えたのですが、右を押した時の違和感が想像以上に高かったので再度開腹して全部載せ替えました。