実家でP67A-GD55のBIOSアップデートに成功したのに気を良くし、眠らせてあったFoxconn H61MXもBIOSアップデートすることにしました。
P67A-GD55では、CPUはコスパ重視でPentium G2120にしてみたのですが、これが中々走る。
ついでにCPUファンも添付のもので充分静か、かつそれなりに冷える。
いい時代になったものです。
そんなわけで我が家では今更にIvy BridgeのCPUが増え、H61MXを予備として活用するにはIvy対応BIOSにアップデートするほかないという結論に達したわけです。
しかしFoxconnのサイトは非常にいい加減で、まともなドキュメントもない始末…
そこで勇気を振り絞ったというか、まぁぶっ壊れたらぶっ壊れたでしょうがないか♪というノリでやってみました。
体験記として一応参考にはなるかとは思いますが、ここに書いてあるとおりにやって万が一起動不能の憂き目に遭っても当方としては如何ともしがたいわけでして、自己責任ということでお願いします。
さて、最初にやったことはFoxconnのサイトでH61MXのダウンロードから、最新とされる「BC1F1P07.zip」を拾って来ました。
展開してみたのですが、前述のようにreadme.txtすら何もないというワイルドな状態でして、
一体何をしていいのか途方にくれましたが、どうもこの中のDOS Imageというディレクトリに入っているHPUSBFW.exeは、USBからDOS(というかwin98のDOS)をブートできるようにするもののようです。
まぁFreeDOSでも行けそうな気がしなくもないですが、何分BIOS弄りという最も危険な行動であるのでそれはやめておきました。それで、親父のWindows7マシンでHPUSBFW.exeでUSBメモリをフォーマットしブータブル化しました。この時、何やらDOSイメージの場所の指定を要請されたので、DOS Image\HPUSBFWを指定しておきました。
それでまぁ無事にフォーマットできたのですが、ここからはMEBIOS\autoexec.batを分析してみたところ、どうも全てのファイルをUSBメモリのルートディレクトリに置いて起動すればいいようです。
決意して起動してみました。
…が… 何やらリージョンがどうだのこうだのとエラーが出て、アップデートできず!
何のことやらさっぱりで、もしかして日本向けマザボとリージョンが合わないのか?みたいなことを思いましたが、どうも「BIOSアップデートに使用する一時領域を確保できない」ような意味だったようですが、それに気づくのはもう少し後でした。
もしかして、いきなり初期BIOSから最新へのアップデートはできないのか?
そんなことを思い、Ivy対応化したばっかりのBIOSを拾ってきたのですが、異様にファイルが少ない。HPUSBFW.exeがないのですね。まぁそれはいいですが。ともかく、BC1F1P07関連のファイル、特にautoexec.batを確実に消去し、BC1F1P01.zipの各ファイルをUSBメモリのルートディレクトリに展開し、それで手動でやってみようと考えました。
しかし…やはりなんだかエラーが出て書き込めない。
よーく見るとどうも、ME(Intel Management Engine)がenabledになっているとBIOSがアップデートできないらしいではないですか。
それでマザボ上のジャンパでdisabledに変え、DOSを起動し、flash.batを起動してみました。
おおっ!書き込める!!
そんなわけでdosflash.batも起動してみました。これも書き込める。
そしてCTRL+ALT+DELで再起動…問題なく起動できました。成功です!
画像は撮り忘れましたが…orz
ちなみに、MEをdisableにすると、昔懐かしいBIOS画面になります。
成功した後に思えば、別に直にBC1F1P07にしてしまっても良かったのでしょうが、まぁやってしまったことは仕方がない。
この直後、BC1F1P07のファイルで書き換えてみました。無事成功でした。
(dosflash.batにて書き込み途中の画像です)
そして、BIOS(というか、UEFI?) は以下のようなハデハデなものに変わっていました。
まぁ、今すぐに使うわけではないですが、サポートはともかくハードウェア的にはカラフルでLPTやシリアルなどもマザボ上のヘッダピンではありますが、ちゃんと備えているなど作りもよく、結構良いものですので、末永く使えればなと思っております。